今期のプロ研は山間集落「春来」を対象に、農業の担い手,獣害対策,交通と買い物からみる生活環境,空き校舎と空き家の利活用の4テーマからアプローチします。
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教員リレーエッセイ
2014年 04月 01日 10:52
Day4
西ノ島地域調査この日も各班に分かれて調査です。
畜産班は農家さんへのヒアリング。畜産を小・中学生に広め、少しでも興味を持ってもらおうと活動されている農家さんでした。
Day1 Matsue
島根大学の作野先生とゼミ生のお二人と、鳥取環境大学新名ゼミ(3年生)の懇親会^ ^
まず、本日は県立図書館で資料収集。郷土資料室は宝の山でした。そこから宿へ移動して懇親会^ ^飯塚君が邑南町へインターンに行ったご縁で実現しました。
4/28日,プロジェクト研究「鳥取市に体験型子ども科学館を作ろう」で氷ノ山の響の森へ行きました.卒業生の佐々木君がインタープリッターでした.ブナの森の展示に体験型の施設があり,プロジェクションマッピングが氷ノ山の四季を映し出し,イモリが側溝に千匹いました.変なイヌワシと巨獣モモンガがいました.
とうとう大学時代から使っていた自転車を手放した。津ノ井までの坂道に車軸が耐えられなかったようだが、まぁ、20年近く使い続けたのだから、ご苦労様と言うべきだろう。
昨日、生物部の部長さんたち2年生が新入部員の1年生をつれて大学の北の林を散策した。私は顧問としてガイド役みたいなものを頼まれたので一緒に行った。
とてもよい天気で、部長さんのKaさん曰く「散策日和」だった。
昨日は卒業式だった。
巣立っていくゼミの学生たちが、プレゼントといって、帽子とポシェットをくれた。
どちらも私が愛用しており、かつ、どちらもかなりくたびれているのを学生たちは知っていたのだ。
今年、1月に出版された拙著の紹介をさせてもらって、近況についてのエッセイとさせていただきたい。
私は今、研究のために大学の教官室で三種類のコウモリを飼っている。デスクワークをしながらでも彼らの行動が見えるように、机の上に飼育容器を置いている。餌としてミールワームを与えているのだが、ときどき、コウモリを飼育箱から取り出して左手にもち、右手で虫を口に近づけて食べさせる。
毎年12月になると地球温暖化・気候変動の話題が新聞テレビで少しだけ顔を出してきます。環境省から前年度の日本国内の温室効果ガス排出量が公表され、また国連気候変動枠組条約の締約国会議(COP: Conference of the Parties)が定期的に開催されるからです。報道のあらすじは、皆さんご存知のとおりです。「このままで行くと大変なことになる」、「世界の国々が力を合わせて対策を進めるべき」、「日本は先進国の一員として世界の対策をリードしていくべき」といった感じでしょうか。
学生生活に夢を抱き、多くの若者が大学にやってくる。好きな分野を学び、知識・教養を深め、友人をつくり、社会に出てゆく。人生は喜怒哀楽、艱難辛苦の連続だが気の持ちようだ。プラス思考を持てば良い。
近年、自宅で遊べる脳波ゲームを手軽に手に入れることができるようになった。医療用の脳波測定器が数十万〜数百万円するところ、コンシューマ用の簡易版は約100ドルで購入できるからである。海外では、子供のADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療法の一つとして用いられている。昔流行った「脳トレ」ではなく、「脳波トレ」である。
因幡国の民は死後いったん霊魂が摩尼山摩尼寺に滞留したのち極楽に昇天すると古くから信じられてきました。鳥取県内では大山寺、三徳山と並ぶ天台宗の拠点です。2009年、山頂から約60m下った平場で、研究室の学生が摩尼寺「奥の院」遺跡を発見しました。平安時代から江戸時代初期まで山上にあった伽藍の廃墟に一同仰天し、以来、研究室の主要なフィールドになっていきます。
2012年の秋にドイツに行く機会があったのですが、その時に感じたのが、ドイツはいたるところに博物館が多く、それが観光資源になっているということでした。以前に訪問したものも含めて幾つかの博物館とドイツの博物館観光事情を紹介したいと思います。
私は、「ものづくり」を通じて地域や子どもが元気になることを目指して活動をしています。
学内でも、私が関わるプロジェクト研究では、「ダンボールで椅子を創る」「学内を快適にするためのものづくり」など、モノづくりをテーマにして木工室で実際に製作するところまで行っています。
一般の方に土壌を研究しているというと「?」という反応をされることが多いので、おそらく多くの土壌学者は「へぇ~」と納得してもらえる「研究する意義」を用意しているのではないかと思います。
私の場合は、これまで研究していた土壌からの温室効果ガス放出について話すことにしています。
鳥取県は観光スポットとして鳥取砂丘、20世紀梨や松葉ガニといった農水産業の盛んなところですが、しいたけをはじめとしたきのこ栽培でも全国的に有名です。鳥取には日本で唯一の国の機関、日本きのこセンター・菌蕈(きんじん)研究所(http://www.kinokonet.com/kenkyu/kenkyu.htm)があり、きのこに関する世界トップレベルの研究が行われています
今年は、1月下旬から2月いっぱい、毎週のように雪が降った。今日は、3月12日であるが、未明からみぞれのような雪が一日中降っている。
今晩は積もるかもしれない。明日も雪の予報である。今年は特に春が待ち遠しい。
3月6日は、久しぶりに暖かで、朝からウグイスが鳴いていたが、広島地方気象台は、中国地方で「春一番が吹いた」と発表した1)。
最近、鳥取県の智頭町芦津にある森で、ホンドモモンガの生態調査と、その知見に基づいた保全活動を行っている。
生態調査では、異なった環境条件の区画内の樹木に巣箱を設置し、そこに入るモモンガについて、性別、体重、個体識別、(一部のモモンガについては)遺伝的特性などを調べるのだが、時には夜の森に入る。
今、歴史的な円高ドル安が続いている。1ドル76円なんて数年前には考えられなかったことだ。日本の物が売れない、景気が良くならないとネガティブなニュースばかりが世間を覆う毎日ですが、学生の日々の生活にはそれほど大きな影響はないと思う。
むしろ学生の皆さんにとっては、時間に余裕のある今こそ海外に出かけ、異文化に触れる大きなチャンスだ。
きっかけは、7月に三重県の鈴鹿市でNPOが主催するエネルギー問題の勉強会に参加したこと でした。3月の東北大震災のこともあり、勉強会後半のフリーディスカッションのなかで、災害時に停電しても携帯電話を充電したり、ラジオが聞けるような発 電機があると安心だという話がでてきました。その時に、足漕ぎ発電機を作ってはどうかと口走ってしまったのです。
私のブログ9月3日付けの記事で、バイオマスエネルギーへの傾斜が持つ危険性を環境NGOが警告していることを紹介した。バイオマス利用の増大が、地球的な視点からみると、最貧国にお けるバイオマスのための植林地の拡大と、それによる最貧民層の土地からの排斥につながるという警告だ。今回はRSPBリポートの紹介。イギリスのバイオマ ス発電の拡大と資源問題について、より具体的な情報を提供してくれている。
初めて外国に行ったのは、意外と遅く32歳のときであった。今は国が無くなってしまったユー ゴスラビアのドブロブニク市で1978年に開催された第29回国際宇宙連盟の総会で、「宇宙からの降雨観測用の降雨レーダのシステム提案」について発表す るために出張したのだった。ドブロブニク市は、アドリア海の真珠といわれるとおり、美しい中世の城砦都市で、現在はクロアチアに属する。その後震災の被害 を受けたと聞くが、現在は、復興しまた美しい町に戻ったと聞いている。
私が主に研究拠点としている「農業農村工学会(旧農業土木学会)」が数年前に創立80周年を迎え、記念事業の一つとして記念出版が企画され、私は編 集委員長という重責を負うこととなった。そこで私は、当時、総合地球学研究所の企画担当副所長の佐藤洋一郎教授との対談で、農業土木技術が誕生した弥生時 代から古墳時代にかけてのわが国の稲作の一大発展期の背景をこの記念出版で描き出したいと考えた。
私たちが利用している「もの」は、いつかはごみ(廃棄物)になります。今、着ている衣類、履いている靴、使っている携帯電話やパソコン、周りにある家具や家電製品ばかりでなく、住んでいる家や周りの建物、道路やその上を走る車なども、やがては廃棄物になります。
2011年3月11日は日本人として当然ですが、私にとっても終生忘れることの無い日になりました。この日テレビから流れる、小松左京の小説「日本 沈没」による映画の炎を上げて沈みかかる国土を思わせる映像には、正に信じられない思いでした。被災された方々、亡くなられた方々に心から哀悼の意を表し ます。
この災害は、人間の想像力の限界と、学習継続の困難さを改めて教えてくれています。今回、建築的な面での耐震対策は、ある程度の効果が得ら れていたと見られます。しかし津波への備えは、科学的な予測が十分に対応出来なかったようです。地殻プレート同士のぶつかり合いと言う複雑な動きを扱う科 学にとって、今後乗越えるべき課題は大きいことがうかがえるものでした。
新年、明けましておめでとうございます。皆様の、実り多き、幸多き一年をお祈りします。
今年は、鳥取環境大学が公立大学に向けて大きく前進する年です。公立鳥取 環境大学では環境マネジメント学科は、環境学部という、一回り大きくなった姿で皆さんとお会いすることになると思います。今後とも鳥取環境大学の活動を見 守っていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
さて、今回は、新年のコラムでもありますし、それにちなんだお話をさせていただこ うかなと思います。・・・
5月22日は国連が定めた生物多様性の日です。今年の11月7には愛知県で多様性保全締約国会議が開催されます。生物多様性保全条約は、1990年 にリオで開催された国連の地球環境会議で地球環境を守るために温暖化防止条約と併せて決議された条約で、現在では世界中の多くの国が批准しています。ご多 分に漏れず米国はまだこの条約を批准していません。わが国では温暖化防止条約の方が有名で、ややもすると生物多様性条約の方は見過ごされる傾向にあります が、地球環境保全条約では温暖化防止条約と並んで重要な位置づけにあります。
いま、わが家ではミツバチの話題でいっぱいです。今年の春に設置しておいた巣箱にやっとミツバチが居着きました。毎日、ハタラキバチがせっせとど こからか花粉と蜜を運び込んでいます。本年は庭に二個の巣箱を設置したのですが、二個とも巣を作り始めました。 昨年、自宅近くのコンクリートブロックの隙間に日本ミツバチが巣を作り、蜜を運んでいるのを家内が見つけ、手作りの巣箱を近くにおいたのですが、ミツバチに全く無視されてしまいました。今年はあの手この手でミツバチの呼び込みを行い、やっと入居に成功しました。日本ミツバチは意外と気むずかしい昆虫のよう です。
高い山から麓の町や村を眺めると、地面からでは見ることのできなかった広い範囲の景色を一望のうちに眺めることができます。飛行機から撮られた航空 写真では、私達の暮らしている家や学校がおもちゃのように小さく写っています。飛行機は、たかだか上空10 km から航空写真を撮るのですが、人工衛星は、高度500km~1000 km の上空から一度に地球の非常に広い面積、たとえば、150 km × 150 km の関東平野、の写真をとることができます。また、人工衛星は、地球を約100分で一周しますので、一日に地球を約15周することができます。
キノコと聞いて一般的に秋を連想する人が多いのではないでしょうか。私も秋のキノコは採ったことはあるけれど春には何があるのだろうという興味と、昨年から続けているスギのバイオマス変換に有用な微生物の探索を兼ねて春のキノコを探しに行ってきました。
昨年12月、デンマークで開かれたCOP15に参加した。各国の利害対立が顕在化して成果に乏しいと評される会議だったが、日本であまり報道されて いない点として、オバマ大統領をはじめ、世界の首脳達が直接、深夜に及ぶ議論に参加して具体的な合意文書を練り上げたこと(セレモニーではない!)、会場 内外合わせて10万人規模の人々が交渉の進展を要求して運動したこと(市民は醒めてない!)等、多くの人に知って欲しい新しい動きがあった。
地球が誕生してから四十数億年、地球上に酸素発生型ラン藻類が生まれてから35億年、海で生まれた生命が陸上に進出してから4億5千万年、ユーラシア大陸から離れて今日の日本のある弧状列島が形成されてから1700万年、人類の祖先が出現してから500万年、そして今日の人類の祖先が生まれてから20万年、私たちの暮す地球には長い永い歴史が刻まれてきました。そして今人類は、科学技術を発展させ、人類文明の歴史に終止符を打つ可能性が伺えるまでに、膨大な資源・エネルギを費やす産業と生活を膨らませ続けています。