2011年3月11日は日本人として当然ですが、私にとっても終生忘れることの無い日になりました。この日テレビから流れる、小松左京の小説「日本 沈没」による映画の炎を上げて沈みかかる国土を思わせる映像には、正に信じられない思いでした。被災された方々、亡くなられた方々に心から哀悼の意を表し ます。
この災害は、人間の想像力の限界と、学習継続の困難さを改めて教えてくれています。今回、建築的な面での耐震対策は、ある程度の効果が得ら れていたと見られます。しかし津波への備えは、科学的な予測が十分に対応出来なかったようです。地殻プレート同士のぶつかり合いと言う複雑な動きを扱う科 学にとって、今後乗越えるべき課題は大きいことがうかがえるものでした。
- ホーム >
- キーワード: 環境倫理