(記:荒田 鉄二)
荒田です。今回はかなり軽い話です。私は今、足漕ぎ発電機を作っています。
きっかけは、7月に三重県の鈴鹿市でNPOが主催するエネルギー問題の勉強会に参加したこと でした。3月の東北大震災のこともあり、勉強会後半のフリーディスカッションのなかで、災害時に停電しても携帯電話を充電したり、ラジオが聞けるような発 電機があると安心だという話がでてきました。その時に、足漕ぎ発電機を作ってはどうかと口走ってしまったのです。
私が付き合いのあるNPOの世界では、何かをやろうと提案したら、それは言い出した本人が自分でやるということを意味する場合が多々あります。そして、今回も予想に違わず、私が自分で作ることになりました。(因みに、勉強会には講師として参加していました。)
まずは極力自転車を利用しようと考えたのですが、タイヤの横に発電機を押し付ける以前か らあるタイプは効率が悪そうなので、自転車の車輪の中心にあるハブに発電機を組み込んだハブダイナモを使うことにしました。しかし、ハブダイナモは自転車 の前輪に取り付けることを前提に作られており、そのままではギア(スプロケット)を取り付けることができません。そこでディスクブレーキ対応のハブダイナ モを入手し、ディスクローターの取り付け部を利用してギアを取り付けるにしました。