(記:小林 朋道)
4月28日
夜、警備員の方からキャンパスにコウモリが落ちていますと連絡があった。
行ってみるとライトの光の先にコウモリがうつ伏せになっていた。
掴もうとすると体をよじり飛ぼうとしたが飛べなかった。上腕骨が折れており、腕がフラフラ動いた。
保護して餌を与えている。右側が折れた翼。
何とかしてやりたい。手袋の繊維まで食べようとする。
https://www.facebook.com/1049448041750176/videos/388254796501517
5月1日
翼が折れて、夜のキャンパスに落ちていたユビナガコウモリ。
獣医病院に連れて行ってテーピングを勧められたがうまくいかない。自分で取ってしまうのだ。
餌はよく食べ命は救ってやれそうだが、写真のように折れた腕が垂れ下がる。
おい、どうしたらいい。どうして欲しい。
5月5日
親切な方がおられて、金沢動物園でやられているコウモリのような小哺乳類ので骨折を瞬間接着剤で副木固定する方法を教えていただいた。
早速ネットで記事を見て道具を揃えてやってみようとしたが、このユビナガコウモリの場所、上腕骨と橈骨が完全に離れていて方法が使えなかった。
両本来を通る太い大動脈がちぎれているようで、橈骨より末端の皮膚組織が死んでいっている。
食欲は依然として旺盛で(なくなったら、なくなったぞ。つぎよこせとばかりに手袋を噛む)それが救いだ。
https://www.facebook.com/1049448041750176/videos/732184257807900
5月9日
腕の上腕骨と橈骨の関節が壊れて修復できないユビナガコウモリ。
保護してから20日近くなる。元気にしっかり餌を食べ過ごしている。大アクビ?
5月27日
腕関節が折れてキャンパスの道路に落ちていたユビナガコウモリの腕は当然のことながら回復しない。
しかしとても元気で私の手の上で餌を食べている。
https://www.facebook.com/1049448041750176/videos/1389893138153340