(記:小林 朋道)
進化心理学の風景7:
花を見るヒトはなぜ快い気分になるのか?
それは、自然の中での狩猟採集生活において、花があるということは、
その地が栄養に富み餌となる植物(葉や実)や動物がいる可能性が高く、
自分の生存・繁殖にとって有利・・・そんな可能性を感じさせてくれるから。
進化心理学の風景8:
ヒトは2週間後の6000円より今の5000円のほうを魅力的に感じる。
理由は、自然の中での狩猟最終生活においては、肉なら腐るし、そもそも2週間の間に何が起こるか分からない。
今の確実なものの方が実際、価値は高いはず。
進化心理学の風景10:
ヒトは、対象をたたえるとき、なぜ拍手するのか?
座ったまま足(靴)を踏み鳴らしてブーイイングする行為を考えてみよう。
拍手は、相手の方をたたき赤ん坊に対して発するような高い音程の音(声)を出す・・・
つまり、不満や威嚇のブーイングと正反対の信号を生み出す行為なのだ。
進化心理学の風景11:
いろいろな形が浮かび上がってこないだろうか。
あなたの脳が自発的に作り上げているのだ。
脳は視覚情報でも、断片的な話でも、繋げて秩序や全体的な筋を作ろうとする。ストーリーテラーと呼ばれる脳の特性である。