小林教授が各種動物に関する実験についてFacebookに記事を載せています。
ここではキャプチャー画像だけですので、ぜひ小林教授のFacebookをフォローして動画をご覧ください。
(記:小林朋道)
シベリアシマリスの幼獣が、生後1ヶ月ほどして初めて巣から出はじめた頃、ヘビの脱皮殻を提示すると、口で噛んで自分の体毛に塗りはじめた。
SSA発現の決定的瞬間
シマリスの、まだ目も開いていない赤ん坊は、巣に何かが侵入すると声と動作を同期してけたたましい反応を見せる。
哺乳類の中で、こんな時期に激しい防衛行動を示す例を私はこれ以外に知らない。
少なくともこの声は天敵のイタチを撃退する(次の動画で)。
ヨーロッパケナガイタチは、シベリアシマリスの赤ん坊達の一斉の防衛音声を聞くと餌(板の長細い箱の中の左側の黒い塊)を諦めて出ていく。
モモジロコウモリが超音波で何か叫んでいる。私くらいの動物行動学者になると、
その内容がわかるのだ!ずばり、「放せーーー」・・・だ。
モモジロコウモリのとても興味深い行動の話は「先生、オサムシが研究室を掃除しています!鳥取環境大学の森の人間動物行動学」(築地書館)に書いています。
図書館にもよく入っている本なので読んでみたら、モモジロコウモリの声が分かりやすくなるかもしれません。
間違いない、カナ?