無くならない川ごみ

2018年 04月 22日 22:11

(記:佐藤 伸)

 


環境学部の1年生は毎年環境学フィールド演習の授業として、八東川清流クラブ主催のクリーンアップ作戦に参加している。

今年も4月21日(土)に行われた今年のクリーンアップ作戦に教員共々参加させていただいた。

 

実は私はこのクリーンアップ作戦に8年間参加させていただいている。昨年も天気には恵まれたが、今年はまるで初夏のような暑さ、炎天下の下での作業だった。 

 

photo1

 


今年は例年よりもごみがそれほど多くない印象で、作業も極めて順調だった。

ただ、人為的に捨てたと思われるような、人一人では運べない大型ごみもいくつか見られ、人間が河川流域で生活している限り、川ごみは永遠に無くならないものなのだろうと、ある意味あきらめに似た感じを例年同様に感じた。

 


現在、世界の海では人間が捨てたプラスチックが小さく破片化したマイクロプラスチックが、地球の生態系に深刻な影響を与えている。

私たち人間は将来的にプラスチック製品そのものを使わない生活に変えない限り、この問題は永遠に解決することはないが、今の生活の中でもできることはあるはずだ。


今回の川ごみ拾い、次回の海ごみ拾いを通じて、学生にはこれから自分が捨てるごみに対し、責任と意識を高く持つようになってくれることを願っている。

 

photo2

 

 

photo3