(記:佐藤 伸)
先月から研究室でエリンギを育てています。
きっかけは、大学の近くに日本きのこセンター・菌蕈(きんじん)研究所があり、そこで開発したエリンギの栽培キットがあるから試してほしいということでした。
キットで売られているきのこは一般に、水を張ったバケツにきのこの菌床をつけて十分水分を吸わせたのちに、乾燥させないよう適度に霧吹きで湿気を持たせながら室温に置いておくと、きのこの芽が顔を出して、やがて大きくなります。
このエリンギは“プレミアムエリンギ濃丸“という名前で、鳥取市内の一部のスーパーで売られています。味が濃厚というところから濃丸という名が付けられたとか。
今、2回目のエリンギが顔を出し始めました。
実は1回目の発生は3月初めにあったのですが、学会に行っている間に巨大化してしまい、収穫量が多かったので隣の部屋の笠木先生に半分お分けしました。
味はというと、きのこの肉質がしっかりして、噛めば噛むほど出るうまみ、とても美味しかったですよ。
一般的なエリンギとは何かちょっと違いました。さすがはプレミアムです。
私は家で時々料理もしますので、ゴルゴンゾーラパスタの具材にエリンギを入れてみたら、ソースとよく馴染み、家族にも好評でした。
今回のエリンギは収穫のタイミングを見計らっていて、次はカルボナーラに入れてみようかなと目論んでいるところです。