令和4年9月10日(土)、本学多目的ホールにて、第1回山陰海岸ジオパークサイエンスカフェ
「浦富海岸の森と人々の知恵」を開催し、小学生とその保護者21名にご参加いただきました。講師は、鳥取県立博物館 清末 幸久 学芸員で、海岸美で有名な浦富海岸に生育する森にも、人との繋がりがあることをスライドや簡単な実験を通して楽しく紹介しました。そのほかにも昔の人々は知恵を使って海岸近くの植えたわけではない森の木や草を生活に使うだけでなく、森林付近の海が豊かになる事を知り、魚付き林と呼び現代まで残してきたことなども分かりやすく説明しました。
参加者は、浦富海岸の森の木の枝や葉を実際に触ったりちぎったり匂いを嗅いだりと、五感を使ってじっくり観察しました。また各自が製作した吸虫管を使って森の落ち葉に隠れている小さな虫を採取し、観察しました。講師によるテンポの良い講演内容で、保護者も子ども達と一緒に驚く様子も見られ、会場は大いに盛り上がりました。
次回の山陰海岸ジオパークサイエンスカフェは、「古代エチオピア王家と秋の星座物語」をテーマにして10月8日(土)に開催します。
講師 清末 幸久 学芸員
イベントの様子
製作した吸虫管で虫を採集する参加者
水につけた葉の感触を確かめる参加者