令和4年11月29日(火)、岩美町商工会と本学との懇談会が、岩美むらなかキャンパスで開催され、本学経営学部学生5名と教職員3名が参加しました。岩美町からは商工会役員6名、事務局3名、町役場2名の参加がありました。
前回の懇談会は令和元年11月に同会場で開催されましたが、その後、コロナ禍のため中断されており、今回3年ぶりの開催となったものです。
岩美町商工会の北村一行会長のあいさつに始まり、本学の取組と町商工会で取り組まれている地域総合振興事業について、それぞれ報告がありました。
続いて、「ばばちゃんの缶詰」を学生が試食しました。町内で昔から親しまれてきた深海魚「ばばちゃん(タナカゲンゲ)」を活用し、「いわみ八宝」オリジナル加工食品「ばばちゃんの缶詰」として、昨年度、町商工会が兵庫県立香住高校海洋学科シーフードコースの協力により缶詰試作が行われたものです。町商工会としては、県立岩美高校や本学と連携して「ばばちゃんの缶詰」のマーケティングを行っていきたいと考えられており、今回は6種類の試作品の中からみそ味としょうゆ味の2種類が試食用に提供されました。
試食後、学生からは味付けや食感についての感想もありましたが、どういう時に食べたいか、どう販売していくのかという点についても掘り下げたやりとりがありました。
最後に、「岩美町のファンになってもらうため、岩美町内の事業所に就職してもらうため、今私達が一緒に出来ること」をテーマに意見が交わされました。
聖地巡礼で訪れるアニメ「Free!」のファンを岩美町のファンへとつなげ、彼らから情報発信してもらうにはどうするのか。関西からマイカーやレンタカーで訪れる観光客をターゲットに、岩井温泉も単体でPRするのではなく鳥取砂丘からつなぐ工夫をしてはどうかといった提案もありました。過去には、本学自転車部の学生と一緒に町内をガイドしながら活動したという話も出るなど、活発な意見交換となりました。
町商工会では、今回の懇談会での意見を参考に近く町に提言していくそうです。そして、今後も、こうした場を継続的に設けていくことが確認されました。