本学の学生たちによる子どもたちへの学習支援「環大スタディ」では、これまで多くの学生たちが関わり、卒業後に教員への道へ進んでいきました。2023年度にも多くの学生が参加し、参加した学生からレポートが届きましたので、抜粋してご紹介します。
カンスタは教職課程を履修する学生にとって本当に良い環境であると実際に参加してみて感じました。教える、教えられるという立場ではなく学校や塾とは違うフラットな立場で親身になって子どもと関わることができました。日常生活ではなかなか関わることのない両者がカンスタで関係を持てることに関してとても魅力を感じます。そのような経験が自分の人生において重要な役割を果たすのだと私は思います。機会があればカンスタにぜひ立ち寄ってみてください!
(4年 橘 京佑)
カンスタは、私が大学生活の中で力を入れている活動の一つです。カンスタでは、中高生の勉強の手助けをするといった活動をしていますが、その過程で自分たちにとっても勉強になるようなことがたくさんあります。例えば、解き方を忘れている問題を一緒に解くことで自分の復習になったり、どのような教え方をすると分かりやすく伝えられるのかを考えたりすることができます。また、大学生活であまり関わることのない中高生とのつながりを作れるため、教員を志すうえでとても有意義な場だと思います。これからもカンスタに積極的に参加し生徒とともに成長していきたいと思います。
(3年 永田 大翔)
大学の教職課程で学んだことを活かして、実際に小中高生に勉強を教えてみたいという想いからカンスタに参加しました。カンスタに足を運んでくれた子たちは「宿題の分からないところを聞いてみたい」「受験で困っていることの対策に力を貸してほしい」など様々な動機を持っていることが印象的でした。私の高校時代を思い返しても、年齢の近いと勉強ができる空間が学校以外にあることは大切だと感じました。学習に対する意欲の向上という点では、大学生である私にとっても学びになる有意義な時間でした。自身の勉強やバイト、他の課外活動を考えると、毎週参加することは難しいかもしれませんが、2024年度も是非参加して、幅広い年齢の仲間との学びを深めていきたいと考えています。教職課程に在籍する皆さん、カンスタで生徒と向き合いながら、ともに学んでみませんか。お待ちしております。
(3年 下江 信之介)
私はカンスタに参加して生徒に気付かされることや驚かされることばかりでした。カンスタに参加する生徒は学校の宿題をすることが多くありましたが、宿題がない生徒や終わった生徒は自ら自主学習や学校のテストで分からなかったことを積極的に聞いてくれました。また、大学生が少ないときなどは生徒同士で教え合い、カンスタがきっかけで学年や学校を超えた関係を作ってくれていました。また、中学3年生が受験前日に「面接練習をしてください」と言ってカンスタに来てくれたことがありました。毎週頑張ってきてよかったと思えた瞬間でした。カンスタに参加するまで塾講師のアルバイトを経験していなかったので、生徒にうまく勉強を教えることができるか不安でした。しかし、いざ参加してみると生徒は素直に気持ちを伝えてくれるので、教員を目指すものとして大きな励みになりました。カンスタは多い日で生徒10名弱、大学生は5、6名という規模ですが、今後さらに地域の中学・高校と大学、生徒同士の交流の場になればいいなと思っています。
(3年 田中 翔太郎)
カンスタはコロナの影響で休止していましたが、私たちから再スタートすることになりました。当然初めは、右も左もわからないまま悩んだり戸惑ったりすることが多かったです。しかしカンスタに来てくれた生徒たちと接していくうちにそういった悩みなどは次第に消えていきました。カンスタは大学生ではなく、中学生相手に教えることの出来る貴重な機会の一つです。どういった言葉がより伝わりやすいのか、理解しやすくなるのかは実際に現場に出てみないとわからないことです。その経験をさせてもらえていることは、私にとって大きな糧となっています。カンスタは中高生に対してのボランティア的なものとなっていますが、実際は私たちも大いに成長させてもらえる場所です。教職課程の学生はぜひ参加してみてほしいです。
(3年 三野宮 海斗)